牛臥石(ぎゅうがせき)は、入生田長興山の山中、紹太寺主要伽藍のうちの方丈から(石牛路と称する参道を)およそ7町(764m)登った所にあったという、形が臥した牛に似た、高さ1丈2尺余(約3.6m)の巨石。『風土記稿』によると、紹太寺が寺地を入生田に移す以前の長興山は、この石に因んで古名を「牛臥山」と称した。(1)

石牛洞

牛臥石の側に「石牛洞」と号した石室があったが、『風土記稿』のときには廃されていた。(1)

山中の巨石

牛臥石の他にも、山中に、山猪・宝亀・白象・青蛇・大蝦蟆・小蝦蟆と呼ばれる巨石があり、どれも紹太寺2世・超宗がその名を銘していた。それぞれ、その形によって名付けられていた。(1)

参考資料

  1. 『風土記稿』入生田村 紹太寺