ここでは、倉垣院跡 について紹介します。

税所:九頭神廃寺史跡東公園内

【ポイント】

①.仏具や道具を納めた場所

②.5棟の倉庫があった。

③.築地に厳重に囲まれ、政所(穴門)と寺院地内道路の2箇所の出入口が設けられていた。

【関連写真】

 説明板(倉垣院)2013_05_13 金只​   説明盤より(倉垣院)​   

【補足説明】

①.現地案内盤より

 倉垣院は寺で使う様々な仏具や道具を納めた施設で、正倉院(しょうそういん)あるいは倉院ばどとも呼ばれます。第206次調査でほぼ一直線にならぶ4棟の倉(総柱掘立柱建物)と南西にやや離れて建てられたもう1棟、計5棟の倉が検出されました。倉だけが整然と建てられていた様子が復元できます。倉垣院は築地(ツイジ)によって厳重に囲われ、出入口は南側の寺院地内道路と西の北西(政所)院間(穴門)に設けられていました。