2019年 12月 20日、宮蘭フェイリーの休止が発表されました。

就航してから5月までの旅客利用は27,000人と、目標の17,000を大きく上回りましたが、柱であるトラック利用が3,400台(目標18,000台)と少なかったことが主な原因のようです。

宮古から仙台までの高速道路が2019年時点で完結しておらず、三陸のカーブやアップダウンの激しい一般道路を利用せざるをえません。トラック輸送には適していない状況が2019年までに解消されませんでした。

いっぽう、わたしも2回ほどこの航路を利用しました。夏休みなど乗船時に混雑が激しいなど旅客利用は非常に多かったと思います。宮古から先の交通網も整備されれば、いろいろな需要は大きいことが伺えます。

室蘭ー八戸航路は休止されません。八戸から東北自動車道への接続が完結しているからのようです。

三陸側の高速道路は現在も建設がつづいており、全体が完成した際にはまた宮蘭航路が再開されることを期待したいですね。

(2019.12.20 Y.Honda)