千歳川と美々川と勇払川を結ぶと、日本海と太平洋を結ぶ水の道が見えてくる。
実際に、舟運や旅の跡をご存知の方はご記入ください。

 

開拓初期:千歳川流域-交通2【札幌開発建設部】治水100年

https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/kasen_keikaku/e9fjd600000011su.html

場所請負制のあった江戸時代、石狩と勇払(苫小牧)をむすぶ交通路は、よく使われていた。
船で勇払川から美々川を上り、千歳の美々地区に上陸して、千歳川へとむかう。ここに二里の陸路があった。その後は船で千歳川から石狩川を下って石狩に達する。「美々~千歳間」をむすぶ陸路は、「シコツ越え(千歳越え)」あるいは「勇払越え」などと呼ばれ、場所請負人の山田屋文右衛門が開削したとされ馬車が通ることもできた。後の札幌本道(現・国道36号)のもとにあたる。当時は、道路建設に官費は投入されず、場所請負人が自費で建設し、幕府は銀貨をほうびとして渡したという。幕末の千歳付近は、「カマカに番屋、蔵、弁天社があり、千歳川会所前には古い船板を渡した橋がある」など、松浦武四郎の「再航蝦夷日誌」に記されている。

https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/kasen_keikaku/e9fjd600000011su-att/e9fjd6000000122x.pdf

 

石狩川と豊平川の合流点、千歳川、勇払川、美々川、豊平川平野部をつなぐと、水の道が浮き上がる

新千歳空港が分水嶺となる。標高は21.3mで札幌市の札幌駅界隈と同じような高さ。

Add new "千歳川と美々川"